重茂漁業協同組合

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さけ・いくら

重茂川から旅立つサケも、地球温暖化で

 日本人になじみのサケの種類はシロザケで岩手県内の各漁協では、このシロザケのふ化放流事業を盛んに行っていますが、日本の川で生まれたサケの稚魚は、海に出ると冷たくてプランクトンの豊富なオホーツク海やベーリング海、アラスカ湾などで3年から5年ほどを過ごし、大きく成長し産卵のために生まれた川を目指して帰ってきます。

しかし、日本沿岸は海水温が上昇してきたため、冷たい海を好むサケにとっては生まれた川に戻ることが、とっても難しくなっています。

また、重茂漁協でもサケ孵化放流事業に力を入れていて、海水温が上昇しないうちに稚魚を放流するようにしているのですが、それでも三陸沿岸に回遊・北上して来るのが早くなったサバやショッコ(ブリの幼魚)などに捕食されてしまい、更に厳しい状況となっていることから全国の関係者が結束してサケ資源の回復のために努力を続けています。

さけのふ化放流事業

  • 採卵
  • 受精
  • ふ化
  • 発眼
  • 受精後約60日
  • 稚魚
  • 重茂の河川から旅立つさけ
  • 母なる川へ戻ってきたさけ