高級料理の食材として欠かせないあわび。
世界のアワビの仲間は100種類近くありますが、日本に生息するアワビは主にエゾアワビ、クロアワビ、マダカアワビ、メガイアワビの4種類で、その他アワビに近い仲間としてトコブシがいます。
三陸沿岸に生息しているのはエゾアワビで、古くから中華料理の高級食材である『乾鮑』に加工されています。貝の形状は関東以南に生息するクロアワビと酷似していて殻は薄く楕円形をしていて、冷たい海に自生するコンブを主食としているため味が濃く美味であることから、国内でもお刺身用の高級食材として流通しています。
重茂漁協では毎年150万個の稚貝を生産して放流しています。また岩手県では漁業権行使規則によって殻長9センチメートル以下のアワビを採捕禁止にして資源保護に努めています。
11月のあわび解禁日には重茂の各浜が活気にあふれ、トシルと呼ばれる肝の部分だけを買い求める食通も現れます。
重茂漁協では水揚げされたばかりの活あわびを丸ごと急速冷凍保存し、通年販売しておりますが、在庫に限りがございますので、お早目にお買い求めください。
- 受精期
- 浮遊幼生
- 稚貝
- 海藻を食べている様子